ペンションビセザキ(備瀬崎)
美ら海水族館の奥にある、フクギ並木で有名な備瀬集落。
その素朴な集落のさらに奥に、紹介するのもためらうほどの!?超おすすめのペンションがあります。
それが、このペンションビセザキです。
本ページでは、ペンションビセザキの魅力をたっぷりとご紹介いたします。でもきっと、その良さは私の文才の乏しさでは、とてもじゃないですが紹介しきれません〜。
さて、お宿に近づいたあなたは、まず、その外観に面食らうことでしょう。
「な、なんじゃこりゃーーーー!!!」と思ってしまうこと間違いなし。
おすすめのペンションと信じ、得意げに仲間を連れてきたあなたはちょっとひきつるかもしれません。
昭和のにおいプンプンの昭和50年建築の外観は、廃墟となったインベーダーハウスか、はたまたパチンコやか、はたまた、、。
しかし、この外観がまたにくい、、、。
ビセザキを後にする際には、この外観さえをも愛おしく感じることでしょう。
さて、実際にお宿につくと、そこから先は至福の時間です。暖かく、ゆったりとした、自然と人の優しさに包まれた沖縄時間が始まります。
「そうそう、こんな沖縄を望んでたんだよねー」
こんな声が自然と出ることでしょう。
ペンションの建物は、2階建て。
玄関からリビングに入ると、このペンションの目玉の一つともいえる超ロングーーーな、ダイニングテーブルが私たちを迎えます。
それと同時に、このペンションのさりげない美しさに気づき始めることでしょう。上記の写真に見られる天井も、壁も琉球の漆喰を手でならしたものとのこと。
徐々に紹介していきますが、ペンション内を徘徊すると、いたるところで素朴ながらもキラリと光るセンスの良い品々に目と心が奪われることでしょう。すばらしき沖縄時間を演出する小物にも要注目なのです。
さて、ではお部屋を紹介していきましょう。
1階のお部屋は上記のカップル用!?ベッドルームを除いては、基本的には和室です。
和室はどの部屋も広々としており、2人であればかなり贅沢に使えます。4人のファミリーでも十分な広さでしょう。
2階は、これまた広い和室です。ちょっとしたところに凝ったしかけがあります。
ここは、4部屋の和室が2室づつ廊下でしきられており、それぞれのグループで2室ずつ使うスタイルでこれまためちゃ広です。窓からはサトウキビ畑が見れ、ぼーっと眺めるのもまた良しです。
さて、お部屋に荷物を置いたら、早速水着に着替えてプライベートビーチへレッツゴー♪
プライベートビーチは、ペンションの裏にあり、徒歩1分!本ページ上部で紹介した小道を進むと、草の蒼さの後ろに海の青さが飛び込んできます。
今では数少ない、手付かずの天然のビーチがこのペンションビセザキのプライベートビーチです。
宿泊客のみの特権で、この天然ビーチを独り占め!!!好きなだけ満喫してください。ご存知ビセザキビーチの反対側になりまして、透明度が随一といわれるビセの海ですので、当然魚もたくさんいて、スノーケルを楽しめます。
もうこれで十分素敵なのですが、まだまだこのペンションビセザキの魅力は終わらない〜!
ビーチでたっぷり遊んだあとは、夕食の時間です。
先に紹介した超でかダイニングテーブルを囲んでのみんなで楽しむ夕食です。
なお小グループ向けの、お寿司カウンターの別室コーナーがあり、宿泊客により、そのどちらかでの食事となります。
さて、「お寿司カウンター」とさりげなく書きましたが、実はこのペンションのご主人の熊本さんは、お寿司の天才として、ニューズウィーク誌に紹介されたほどの腕前の持ち主です。
メニューは日によって異なりますので、何が出るかわかりませんが、お寿司にあたったらちょっとラッキーかもしれませぬ。でも、お寿司以外もとってもおいしいのでお寿司でなくてもラッキーなのです。(笑)
で、私。
すみません。いつもながらついていますので!?、お寿司の日にあたっちゃいました!(笑)
ニューズウィーク誌が「寿司を芸術の域にまで高めた職人」と紹介するほどの腕の持ち主である熊本さんのお寿司、、を紹介する前に、とある日の、おすしの前に出た主なメニューをご紹介♪
まずは、貝の登場です。
これ、ビセザキビーチに貝殻がたくさん落ちていましたが、きっとそれでしょう。(笑) こま貝という種類だそうで、4センチくらいのドリル状の貝でつまみに最適〜。
続いて、アオサのてんぷら。
これまた、ビセザキビーチにも、プライベートビーチにも、たーんとありますね。衣がうすく、全体的にさくっとしていてこちらは、オリオンビールがすすみます。
そしてこちらはソーミンチャンプル。
なんとバジルで味付けです。うーん、これは斬新!そしてうまい!
と、このあたりから、早くも我々は泡盛に。ペンションビセザキの特製泡盛をいただきます。
で、改めまして、グラスに注目〜。
こんな贅沢なグラスで飲めることそうそうありませんよー。
これ、読谷の稲嶺盛吉さんの作品です。いわゆる琉球ガラス界の巨匠です。(詳しくはこちらへ)
お気づきになられた方もおられると思いますが、他の食器も稲嶺さんの作品が使われており、これほど贅沢な食器で食べることも無いだろう、、と、我々としては、この時点でもうメロメロでしたー。
さて、話を料理に戻します。おすしの前のセミファイナルとして出てきましたのは、豚の角煮、いわゆるラフティーです。
しかしこれまた一工夫あり、汁が白い。。。なんと米のとぎ汁をベースにした味付けとのこと。。。これまた初めての味、、。そしてうまい。。。
と、ビールと泡盛と、おいしい料理と美しい器に酔う我々に、満を持して、いよいよお寿司の登場です。
これが、いわゆる一人前。さらに名物の太巻きもついちゃいます〜。
アオサのお味噌汁も海の香りが漂って、お寿司との愛称ばっちり〜♪
正直、このお寿司を食べるまで、「沖縄の魚でお寿司〜!?」と半信半疑でしたが、これらは、とってもとってもおいしかったです。
北陸などで食べるお寿司とはまた違ったおいしさで、沖縄の魚の特性を活かしたすばらしいお寿司でした。芸術の域にまで高めた、、、と表現したニューズウィークの記者の気持ちも納得です。
あとは、こころゆくまで、泡盛を楽しみましょう。プライベートビーチに星を見に行くのも良いですね。
さて、次の日の朝は早起きがおすすめです。
実はプライベートビーチは東側!
そうです。水平線からの日の出を楽しむことができるのです。
沖縄は日本で一番日が昇るのが遅い地区ですね。だから思ったより早起きでなくても朝日を楽しめます。
こうしてペンションビセザキの新しい一日が始まります。
沖縄の楽しみ方はいろいろあるかと思いますが、間違いなく、そのひとつの「極み」がペンションビセザキにあります。良い時間を大切な方とお過ごしください。
最後に予約ですが、ペンションビセザキの格安ツアーなどはありませんので1泊3日や、1泊4日の沖縄格安ツアーを予約し、別途ペンションビセザキを予約するのが安く仕上げるコツで、おすすめです。
ペンションビセザキ
本部町字備瀬1024
TEL 0980−48−3429
予約は電話で。1泊2食で大人8900円。これは安いです〜。
最後にもう一枚!
ペンションを立ち上げたやすみさんの素敵な笑顔です。
サトウキビを私たちのために切ってくださり、みんなで天然のサトウキビジュースを飲みました。
あまくておいしかった〜。
- 投稿者 kanjiman