照屋(テルヤ)久米島グルクンかまぼこ(那覇太平通り)
沖縄には、沖縄ならではの美味しいものが多々ありますが、やはり、沖縄の日常の食生活に潜む、生活の中にある美味しさにも触れたいものです。
ここに紹介します照屋さんの「久米島グルクンかまぼこ」ですが、首里の工場で作られるグルクン100%のかまぼこで、観光客の目立たない、沖縄の庶民の商店街、那覇の太平通りで売られる逸品です。
県魚のグルクンを材料にしたカマボコというのは多々ありますが、グルクン100%のかまぼこというのは、沖縄広しと言えども、このテルヤでのみ楽しめるとのことです。というのも、グルクンは、日持ちがしません。また、小骨を取る作業など、非常に手間隙をかける必要が出てきてしますので、他では作らなくなってしまったとのことなのです。つまり、ここのカマボコは非常に、貴重なカマボコなのです。
カマボコは一本550円、皮を向いてからミンチにした「皮無し」と、そのままをミンチにした少々個性的な強さを発揮する「皮有り」。少人数で食べるには少々大きめなサイズですが、是非とも購入したその日に食べてください。なお、炒めて食べるのも美味しいので、持ち帰った場合にはチャンプルーにすると良いかもしれません。
なお、このカマボコの材料であるグルクンですが、月に数回、久米島で収獲があった場合に送られてくるそうです。つまり、収獲が無いと送られてこず、生産もされず、当然お店も開きません。
また、お店が開くときも、午後から開くようですが、割とすぐ売切れてしまうようです。
ということで、そんなことも含めて、我々観光客には、ちょっと手に入れにくい、伝説のカマボコといえるかもしれません。
ぜひ、那覇を訪れた際には、テルヤぐるくんカマボコ探しの冒険にチャレンジしてみてください。
・行き方
国際通りから、市場本通りへ。牧志公設市場を過ぎてもまだ直進!そのまま市場中央通り、新天地四条通りと直進続け、太平通りへ。太平通りへ入り、さらに数十メートル直進した左側。
久米島グルクン蒲鉾 照屋
那覇市字松川516番地
098−885−0963
- 投稿者 kanjiman