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2008年06月25日

島の恵み きょうのおばんざい膳/ぜん(読谷)

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2008年3月に読谷にオープンした心と体に優しいレストラン、「島の恵み きょうのおばんざい膳」のご紹介。

「島の恵み」と「おばんざい」?
おばんざいと言えば京都。つまりは、沖縄と京都のコラボレーション?

不思議な組み合わせのようですが、実際ここでは、沖縄の地産の食材を、京都風味の深みのある薄味で楽しむことができるのです。

ランチは日替わりセットが3種類。お肉、お魚と言ったメインに負けじと、沖縄食材が並びます。
ある日のメニューはこちら。
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体と心にやさしそうな料理が並びます。
お肉ランチのメインはこちら。
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油もやさしい感じです。

ランチには最後にもうひとつお楽しみのデザートがつきます。この日はきれいなバナナムース。これまたやさしい味付けです。
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夜は、夜で、紅豚おろし和え、沖縄のもずくマリネ、島豆腐の田楽など「沖縄+京都」な”沖縄おばんざい”な味が並びます。

お酒好きな方も安心。お店の先は残波岬。そう、ここは代表的な泡盛の「残波」で知られる比嘉酒造のふるさと。地元の泡盛に加えワインも含めて多くの種類が楽しめます。

店内の雰囲気はアジアンモダン。
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大人向けのお店と言えますが、やさしい空気が流れているのでお子様連れもありだと思います。
とは言え、やはり、食のやさしさから言って、特に年配の方におすすめしたくなりますね。

上品な沖縄おばんざいをアジアンモダンな癒しの空間でお楽しみください。

ホテル日航アリビラ、沖縄残波岬ロイヤルホテル近隣のおすすめレストランの1つと言えます。

098-958-0555
沖縄県 中頭郡読谷村 瀬名波628
休 火及び第3水 (祝日の場合は営業で翌日振替休)
12:00〜15:30、18:00〜23:00

2008年06月19日

沖縄料理と泡盛 ふくぎ(那覇 国際通り近く)

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自然素材の良さを活かした、上品で美味しい沖縄料理を食べるなら、このふくぎがおすすめと言えます。専業主婦をされていた女将が、県産のこだわりの食材を美味しく食べさせてくれるお店です。

場所は那覇の飲み屋街の久茂地の真っ只中。しかし、他のお店と少し雰囲気が異なり、いわゆる小料理屋という雰囲気をかもし出しています。
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お店のスタッフも女将をはじめとしてみな落ち着いた感じで、奥に座敷もあり、接待にも適したお店と言えます。

とは言え、決して堅苦しいわけではありません。やさしい女将の温かみのあるサービスに居心地の良さを感じることでしょう。

料理は本当に完成度の高いものが出てきます。
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沖縄以外では使わない食材もメニューに含まれますので、意味がわからないことも多々あるでしょう。
そんなときは、気軽に女将に聞きましょう。

さて、食材の旨みを活かした料理はどれも絶品です。「どぅる天」、「フーチバージューシー」、「島にんじんと豚肉のニンニク炒め」、豚肉をタレに漬け黒胡麻をまぶして蒸す宮廷料理の「ミヌダル」といったあたりが有名ですが他のメニューもどれもおいしいと評判です。

いくつかご紹介しましょう。

まずは、こちら、女将に伺った6月の旬のおすすめであるマコモと豚肉の炒め物です。
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マコモは食感はマツタケやエリンギに似ています。さっぱりと、しかしながら深みのある味わいです。さすが旬のもの!旨い!

続いてこちら、沖縄の代表的な魚であるぐるくんのから揚げ。
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なんと最初から身をほぐして揚げてくれていますので食べやすい!ポン酢につけて食べますがジューシーで、かつさっぱり!食べやすくしてくれたアイデアに脱帽!ここへ行ったらぜひこれは食べて!

そして、魚のバター焼き。
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この魚はシチューマチ。つまりアオダイです。バター焼きってなぜか沖縄以外ではあまり見かけませんよね?これも本当に美味しく、骨を残してすっかり平らげてしまいました。

そしておまけ?ですが、せっかく沖縄来たので紅芋!
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紅芋のてんぷらですがチップス状になっていて、砂糖をかけて食べました。デザートにも良いでしょう。

このお店さまざまな古酒(くーす)も置いてあるので、泡盛好きの方はいろいろと試してみると良いでしょう。もちろん、泡盛素人?の方も、スタッフにどんどん聞いてみると良いでしょう。

本当に美味しいものをこんなお店で食べてくださいね。
一人での那覇出張などにも最高のお店ですよ。

久茂地3−15−1やまこ第一ビル1階
098−862−2087 
定休日 土
営業時間 午後5時〜11時30分

2008年06月18日

古酒と沖縄季節料理 榮料理店/さかえりょうりてん(うるま市)

沖縄本島最大のリゾート地である恩納村ですが、観光客向けのレストランは多くあれど、なかなかおすすめできるお店が少ないもの現実です。

ここに紹介します榮料理店ですが、東海岸うるま市にある名店です。東海岸と言っても、恩納村の中心部といえる位置(サンマリーナホテルやルネッサンスホテルがあるエリア)からは車で10分程度の距離ですので、恩納村に宿泊している方へのおすすめレストランとして紹介させていただきます。

お店の外観は沖縄には珍しい!?少し落ち着いた感じの大人な雰囲気。
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しかし決して敷居が高いわけではありません。お店の中に一歩入れば、木のぬくもりとそれに溶けゆく光のやさしさに癒されること間違いありません。

料理はどれも料理長である榮さんのアイデアが盛り込まれたもの♪
厳選した沖縄の旬な食材をベースにしたものが多く、その日仕入れる漁港直送の近海魚、農家からの薬草類、近隣の島からの食材によって、献立を決めるようです。

定番メニューの代表作は以下の3つ。実際食べたので写真入りでご紹介♪

・てびち唐揚 南蛮黒酢ソース
外はカリッと中はトロッと柔らかく調理されたテビチを黒酢ソースでいただきます。テビチ初挑戦というかたもぜひ!
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・紅豚アグーのしゃぶしゃぶ
上質な豚肉が、長寿野菜とともに提供されます。個々で食べても良いのですが、肉と葉を一緒に食べるとまた不思議な感覚を味わえます。
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・ジーマーミー豆腐の揚出し
通常揚げ出しといえば固めの豆腐を揚げますが、とろりとしたジーマミー豆腐を揚出しにしています。これは新食感!
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その他にも多くのメニューがありますので、ぜひとも沖縄の食材の豊富さを楽しんでください。

また、このお店の飲み物ですが、定番のビールや泡盛の他に沖縄のフルーツを使った独特の果実酒がメニューに並びます。
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ドラゴンフルーツ、グヮバ、島バナナ、タンカン、梅、すももと言った沖縄の恵みをお酒としても楽しんでくださいね。

沖縄県うるま市石川1-27-35 (石川ICから車で5分程度)
098-964-7733
17:00〜01:00
定休日は火曜日

2008年瀬底ビーチの現状/せそこびーち(本部)

沖縄本島ナンバー1人気ビーチといっても過言でない瀬底ビーチですが、近年のホテル進出による開発により、毎年毎年、今年はどうなった?と皆様心配されていることでしょう。

さて、2008年(平成20年)の現状はいかに?
現地より!?kanjiman がレポートいたします。

まず、ビーチそのものですが、ご安心ください。ごらんの通り、ビーチそのものは変わりません。
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先に結論を申し上げますと例年通りビーチで遊ぶことは可能です。魚もいます。あなたが望もうと望まないとナマコもしっかりいます。6月であれば凶暴なモンガラもあなたと目が合えば突っ込んできます!?

さて、過去、および昨年と変わったのは駐車場、更衣室、および売店、そして、そこにいたるまでの景観です。まずはインパクトのある写真をどうぞ。
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でか!!!でか!!!でか〜っ!!!!
こりゃまたすごいホテルが建つようで。まぁ利用するのは我々観光客ですので、なんとも言うことができないのですが、それにしても少し複雑な気がしました。そして驚いた。沖縄最大規模のホテルが建つことでしょう。

さて、アクセスですが、以前のビーチ手前の駐車場よりもさらに手前に、一日1500円の看板とともに駐車場ができました。
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駐車場からビーチまでは、車での送迎がつきます。
ビーチ手前には、まるで屋外コンサートの臨時トイレのような更衣室(およびトイレ)が立ち並び、ここで着替えることが可能です。
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この更衣室からビーチへのアクセスは下記をご参照。
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海に向かって右側のビーチはすぐ、左側のビーチは遊歩道を通ってアクセスします。左側のビーチにはビーチカウンターなるものがあり、ここでドリンクが買えたりマリングッズのレンタルを利用できます。

ということで、とりあえず、なんとか今年はビーチを楽しめそうです。
来年はどうなることやら。

まぁ仕方ないのですが、うーん、、という気持ちは否めません。
開発は仕方ないことだと思いますが、ビギンの歌ではありませんが、島の自然を大切にする気持ちを失わない開発が進むことを願うばかりです。
観光で訪れる我々もその気持ちを忘れてはなりませんね。

郷土料理の店 糸ぐるま/いとぐるま(那覇市泊)

那覇の中心地である、国際通りか久茂地からタクシーで約5分、観光客をほとんど見かけないエリアの表通りから少し入ったところにひっそりとお店を構えている糸ぐるま。
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いやー、名店名店、、、。
那覇にはいろんな名店がありますが、ここを漢字の一文字であらわすなら、ズバリ、「美」です。
一言に美しさと言ってもいろいろありますが、静なる美しさ、言ってみれば内からさりげなく、それでいて力強く湧き出る美しさをこのお店に感じます。

料理はどれも美味。自然な美しさを備えた美味。

何かにこびることなく、また時代に振り回されることなく、自分の素敵だと思うものを一心に追いかけて歩き続けた結果、その道を見たときに美しい軌跡をたどっていた、、、。そんなことを思わされる料理です。

店主の仲村さん曰く、料理についてはどこかで特別なお勉強をしたわけでは無いとのこと。お母様の味を再現することだけを追いかけた結果、この味にたどり着いたとか、、。

さて、その料理の数々、いくつかご紹介。

まずは、基本と言える島ラッキョウ。
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どこでも同じと思うでしょう?それが違うのです。私のもっとも好きな島ラッキョウのひとつがここの島ラッキョウ。なんてことないようで、なかなか出せない味。ぜひ体験してみてください。

沖縄の高級料理のひとつのミヌダル。
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さっぱりと、でも、深みのある味はさすが、、。

フーちゃんぷるも基本に忠実に、で、いながら個性的!?
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大き目の麩の存在が他の野菜とのバランスを保ちつつ輝きます。

さて、これなんでしょう?ヒントはめちゃ辛!!!
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通常液体となって提供されるコーレーグース。ここではちょっと異なった形で出てきます。これがめちゃ辛い!そしてうまい!!つけすぎ注意!!!でもつけすぎてしまう〜(笑)

そして定番のヒラヤーチー。
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沖縄のお好み焼きといえる料理ですが、さっぱりとした味わいで、良い意味でボリューム感が無く、スッといただけてしまいます。

一つ一つが本当においしい。これぞ沖縄料理の王道!店主によって織られた首里織の趣に囲まれて、良い時間をお過ごしください。

糸ぐるま
那覇市泊1−22−9
098−869−4711
17時半〜23時
休 日曜日

2008年06月16日

真栄田岬周辺ビーチ/まえだみさきしゅうへんビーチ(恩納村真栄田)

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青の洞窟で有名な真栄田岬ですが、その駐車場から徒歩5分くらいの距離にあるこじんまりとした天然ビーチのご紹介です。

隣の真栄田岬が有名なスノーケルポイントであることと同様に、ちょっとしたスノーケルやダイビングにも適しており、お魚を見るのにもとても適したビーチと言えます。

砂浜のすぐ横には岩場があり、水の状態によっては、この上を歩き、海の中にいる魚を覗き込むこともできます。

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また、干潮時には、満潮時から水が引いて作られた水溜りに、取り残されたが魚やヤドカリなどの海の生物を探すことが楽しめます。

さて、このビーチへのアクセスですが、まずは車を真栄田岬の100円パーキングに置きましょう。
そこから、真栄田岬には向かわずに、岬を背に右へ伸びる弓なりのカーブの道を下ります。
150メートルほど下ると右手に写真のような道が見えてきますので入ります。

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そしてその突き当たりから、以下のような小道へ入ります。
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ここを下ると、やがて目の前に素敵なビーチが広がります♪ジャングル探検のようで、ビーチまでのワクワク感を駆り立てますね。

売店やトイレや更衣室などはありませんので、これらは真栄田岬のものを利用しましょう。
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2008年06月04日

ホテル選びのコツ・ポイント1 立地編

沖縄旅行の計画をする上で、その旅行の良し悪しを決める最も重要な要素の1つが「ホテル選び」にあると言って過言ではないでしょう。

一口に良いホテルと言っても、それぞれの旅の目的や予算によって、その旅行での最適なホテルというのは異なることでしょう。

ここでは「ホテル選びのポイント」について、数回に分けて思うところを書いていきたいと思います。

第一回目は、わたくしkanjimanが思う「ホテル選びのポイント」で最も重要だと思う「立地」について記述したいと思います。

まず認識いただきたいのは、沖縄本島は狭いようで広いということです。
例えば空港から、代表的な観光施設である水族館まで行くにはおおよそ2時間から2時間半もかかります。これは高速を使った場合の話ですので、下道通って行く場合には幾たびの渋滞を乗り越えることを考慮してさらに1時間半程度かかることでしょう。

ということで、この広い沖縄本島の中で旅の目的、プランに適さない所にホテルを構えてしまっては、移動ばかりに時間がとられる旅になってしまいます。(最初に結論を言いますと、その日その日の目的にそって、その日に立ち寄る最終地点の近く、もしくは次の日に朝一番で訪れる地点の近くのホテルを1日ごとに変えて選んで行くのがベストです。そうできない場合には、、、!?後半で結論を述べます)

ということで、まずは全体的な地図を把握するために沖縄本島を大まかに地区分けしますのでこれを頭にいれてみてください。

・南部エリア 
空港がある所以南を指します。空港は沖縄本島の南寄りにあります。戦跡が数多く残る地です。代表的な観光地として、おきなわワールド、ひめゆりの塔、平和記念公園、琉球ガラス村、奥武島などがあります。ホテルはほとんど有りません。よって昼に観光するスポットと考えて良いでしょう。また、空港に近いことからも初日、もしくは最終日に観光するのがおすすめです。

・那覇/首里エリア
沖縄の産業の中心地です。
メインストリートである国際通りはとてもにぎやかでお土産店がたくさん並びます。近隣の市場を含めてお土産を最も安く買うことができるエリアと言え、最終日日出発前に立ち寄ることをお薦めします。
レストランの数が最も多い地域でもあり、沖縄料理の名店など数多く存在しますので、グルメの方はせめて一晩は那覇で過ごされることをお薦めします。
主な観光地は国際通り、首里城、牧志公設市場などがあげられます。
空港からのアクセスにはゆいれーるが便利です。ゆいれーるは空港から、最もにぎやかな国際通りを経て、首里城で有名な首里のエリアまでを結びます。
ホテルはビジネスホテル、シティホテルが数多く存在します。また格安宿としてのドミトリーも豊富です。

・宜野湾・北谷エリア
那覇の少し北が宜野湾、さらに北がアメリカンビレッジで有名な北谷になります。
北谷はアメリカンビレッジという名前と共に多くの雑誌で取り上げられていますが、わたくしkanjimanとしては観光で沖縄を訪れる方にはあまりおすすめしないエリアです。ここは、ジャスコ、映画館、チェーン店のレストラン、ゲームセンター、観覧車、野球場、、とあるだけで沖縄の若者が訪れる場所ではありますが、観光客である我々が行ってもあまり目新しいものや、期待するであろう沖縄らしいものはありません。また、高速の入り口からも渋滞が必須でどこへ行くにも、またどこから帰るにも時間がかかります。
ということで、このエリアにホテルを構えることは、何らかの特別な目的がある以外は全くおすすめしません。

・読谷エリア
北谷の北が読谷エリアです。このあたりから、徐々にリゾート地らしくなってきます。
琉球村、むら咲むら、残波岬、真栄田岬、座喜味城跡、やちむんの里などがあり、ビオスの丘、東南植物園などにもアクセスが便利なところです。
レストランは少なめですのでホテル以外で夕飯を食べる場合には、3日目以降は他の地区に出ることになると考えておくと良いでしょう。
観光の拠点として考えるには、次にでてくる恩納村に比べると、高速の入り口から遠いという点で、北部や南部からのアクセスにおいて、行きも帰りもプラス20〜30分かかることになりますが、そう頻繁に北部や南部へ行くのでないなら問題のない選択と言えます。数回北部へ向かうことを考えている場合には恩納村や名護が良いでしょう。